Garage JUNK BOX  
Kawasaki Z1000 1979,1980 Model
Full Overhaul Z Engine


3.Disassemble the crankcase.
3.クランクケースの取り外し


クランクケース取り外し前準備

さて、クランクケース(腰下)を外す準備をする。このままでもマウントを外せば取れなきゃないんだが、今回は一人で下ろすので軽量化のため、外せる物はなるべく外しておく。腰は痛めたくないもんね。自分はまず左からはじめる。

セルモーターを外す
バッテリーのマイナスは外れているのを確認しましょう。

オルタネータからの配線(黄色三本)を外しておく。
クラッチカバーとプッシュロッドを外す

オイラのは油圧クラッチです。♪
ジェネレータカバーを外して
オイルクーラの取り出し口を外す。

外転式マグネットロ−タの取り外し

ロ-ター取り付けボルトをインパクトレンチなどで緩め、ローターを外す。
絶対、ローターをプラハンなどで叩いてはいけません。ここはロータープーラを使いましょう。工具のストレートで1380円で売ってます。磁石が割れたらえらいお金が掛かります。ロータはまだ部品が出るようですが4万3千円也。高いですよー。
1型Z1R(D1)はここらへんの構造がちがいます。(内転式ステータ)

エンジンスプロケットとトランスミッションカバーの取り外し

フロントスプロケは別としてトランスミッションカバーはD1、D2、D3とも形状が違います。
したがってガスケットをオーダーする時に間違えないように。
べスラかなんかの安いガスケットセットにはD1(A1&A2)用が入っていました。
Z1000MK2・Z1R2でオーダーしたのにな。いい加減なもんだね。
中にはエンジンを載せ替えている車両もあるので注意しましょう。

取り外されたトランスミッションカバーとチェンジレバーアッシ

このままひとまとめにしておきましょう。
これでエンジン左側補機類は終了。
今度は右側。どんどんバラします。

右エンジンカバー・ポイントカバー・クラッチカバーを外します。
これは資料画像です。
クラッチ周りを外していく

クラッチ板・フリクションプレート・クラッチスプリングプレートなどを撤去。
これも資料画像です。
クラッチハブの取り外し

インパクトレンチなどでロックナットを外す。固いからといってそのままにして置いてはいけません。後で困ります。クランクケースについてるうちに緩めときましょう。だからといって
クラッチハウジング(バスケット)まで外そうとはしないでね。無駄な努力ですよ。
Z系のエンジンは
クランクケース割らないとハウジングは取り出せません。あしからず。

キックアーム・ブリーザーボディ(カバー)を外して準備OK!!

エンジンをフレームにマウントしているボルトなどを外していく。

オイルパンは付けたまま、ウエスを厚めに挟んでジャッキで上げます。

バランスよく持ちあげてくださいね。
横にビールケースをおいてクランクケースを抱かかえるようにして持ち上げます。
持ち上げるのに自信が無ければ誰かに援助してもらいましょう。
くれぐれも腰を痛めないように。

一瞬のうちに下りてます。

専属カメラマンがいないので、下ろす瞬間は取れませんでした。
傍らには鉄骨状態のオレのゼットがあります。

スタットボルトの除去

グラつかないようにナイロンテープで固定してからリムーバで外して行きます。
ほとんどの人がこれを交換しないらしいのですが、ここに不具合がでるとヘッドが簡単に歪むそうです。OHの際には必ず新品に換えたほうが良いそうです。

スタッドボルトを外してすっきりしたクランクケース

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更新日:2002/06/22   2003/09/06

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