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外した汚いシリンダーヘッド。 まずはよく観察して情報を収集する。
3番目が薄い感じ。2番目のプラグ穴にはヘリサート。フィン欠け。
うぁっ、タコのアウトプットを止めるネジ穴が見事に欠けてる。
取り出し口ごとエポキシ系アルミパテで固めてある。
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判ります?
どうやって補修しよう?
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排気ポートはここからオイルが下がっていました。
オイルシールを替えれば直るかな? それともガイドも打ち替えしないとダメかな?
素人にはよくわかりませんね。
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たまたま手に入った750FXのヘッド。
シリンダをボーリングに出した時に内燃機やさんでチェックしてもらいました。
歪みが無くて程度良く、バルブシート・ガイドなどは問題無いそうです。
ただシート面に浅い虫食いがあるのでバルブのカット面さえあたりを出してやればすぐに使えるそうだ。
部品番号も同じなのでMK2・Z1R2ともそのままつきます。
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バルブコンプレッサを使ってバルブを外す。
間違えないようにここでも荷札の登場
基本的には入っていた所と同じ場所で使いましょう。
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タコ棒(バルブフラッパー)を使ってシートとバルブの当たりを出す。
あまりに虫食いがひどい時はシート面が規定より広くなってしまうのでやってもムダ。素直にシートカットし直しましょう。
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最初は鈍い音だけど当たりが出てくると鋭い高い音に変わっていきます。
この作業をきちんとやっておかないと圧縮が出なくなったりする。
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くみ上げられたバルブたち。
バルブやヘッドは規定量をお湯で溶いたメタルクリーンαに2日付けて置いた。カーボンや汚れが溶けるように落ちるからすごい。
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1・2番側です。
特にポート研磨などのチューニング系加工は一切していません。
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3・4番側。こちらも同じく加工はしません。
あくまでも修理ですので。
エンジンが長持ちするチューニングなら是非したいんですけど・・。
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注文し直した0.5mm
オーバーサイズピストン
先に部品をオーダーしてしまうとこーゆー事になる。スタンダートピストンが入っていてボーリングするつもりだったので0.05のピストンを頼んでしまった。スタンダートの根拠はなぜ?と聞かれてもその根拠はない。ピストンリングも入れてこれで5万近くの余計な出費(泣)。 パーツはエンジンを開けてよく確認してから頼みましょう。
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ピストンリングの組上げ。
合口には方向の指定があるのでサービスマニュアルなどをよく参照のこと。
ピストンリングを組み間違えるとオイル上がりの原因になったり、最悪は焼きついたりします。手でも付けれますがピストンリングプライヤを使った方が、ケガをしないので確実安心っす。
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ヒュンヒュン鳴ってたカムチェーン 右側が新品。
チェーンは消耗品です。ここまでやったらこうかんしよう。オレの推奨は純正と同じヒョウタン型のツバキカムチェーンです。
強化チェーンを組む時はアイドラギアやテンショナーを一緒に替えなくてはダメですよ。
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交換した古いカムチェーン。
チェーン伸びのチェックは横にしてどれだけたわむかで判断してください。
これはかなりキテます。この伸び具合だとテンショナーが効かなくなるのは当然かも。
残念ながら専属カメラマンがいないので新品との比較画像はありません。
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