トップ>ガレージジャンクボックス>XR250 BAJA>カスタムリポート | 最終更新日:2009/02/20 |
AI(二次空気導入装置)の撤去
はじめに |
メーカーは環境問題を重要視し、地球温暖化防止や光化学スモッグ発生防止のため日夜研究しています。それに反してここではわざわざエンジン本来の性能を検証するため、エンジンのパワー不足につながる装備の撤去をします。環境問題に敏感な方には気分が悪い事かと思いますが、所々に機能的な解説も入れてあります。機能的な説明は緑で表示しています。機能を知る上でのご参考にしていただけたら幸いです。 |
排気ガスが有害な理由 |
基礎知識として排気ガスが有害な訳を簡単に説明します。エンジン(ガソリン)は燃焼の時に炭化水素と一酸化炭素を発生(実際はマフラーより排出)します。炭化水素は太陽光線と反応して光化学スモッグを発生します。一方、一酸化炭素は人体にとって極めて有害な存在です。 |
XR250環境保全対策 |
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混合気の希薄化 |
混合気が薄ければ当然排気ガスの有害成分濃度が低くなるから。 |
PSの固定化 |
回すには特殊工具が必要。一般ユーザーはいじるなって事
でしょう。 |
ブローバイガスの還元 |
クランクケース内で発生する未燃焼ガスを大気に放出することなくキャブレターを通して再燃焼させている。 |
2次空気供給装置 |
炭化水素と一酸化炭素を害の無い二酸化炭素と水へ排気ポートで化学反応させるために未燃焼ガス(ブローバイガス・2次空気)を排気ポートまで効率よく運ぶ |
作業内容 |
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これが環境対策以外、百害あって一利ナシと言われるホンダAI。これのついてない2000モデル以前のXR250は相当燃費やパワーが良いらしい。ノーマルにこだわる方や、環境問題に敏感な方はもちろん撤去しないでね。 |
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AIユニットからエアクリーナーボックスへつながる直径2Cm太いパイプをはずす。 |
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2次空気流入防止のためパイプを取り去ったら何らかの方法でボックスの穴を塞ぎます。追っ付け仕事の管理人は途中でカットしてボルトで埋めてあります。 |
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反対側のAIユニットからキャブレターへ行ってるバキュームホースを撤去。画像には負圧取り出しのT型ジョイントが見える。機能的には減速時の空気流入を防ぐバルブを動かしているだけなのでただ単にここを外しただけではAIの機能を殺すことは出来ない。2次空気流入防止のため、ここも何らかの方法でT型ジョイントの穴を塞ぎます。ここもきちんと閉塞しないとエンジンが調子悪くなります。画像はありませんが、このバハはキャブを外してバキュームパイプを1本ものに引きなおしてあります。 |
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AIユニットの下側、2次空気供給パイプを取りはずず。
めんどくさい度は1が一番高い。5が手っ取り早いか。とにかくあとで考えよう。 |
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外したAIユニット1式。 |
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色々悩んだ末、候補2.に決定した。アルミの無垢板を買ってきて(650円)カナノコで切ってヤスリで加工した。アルミ版はでかい。あと3セットは作れそう.。 |
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型はもちろん2次空気供給パイプから頂きました.。 |
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ガンガム(マフラー穴埋剤)でカバーの隙間を埋める。この時、ポート側のガスケットは取り払わないように。カバーに多めに塗ってからすばやく2次空気流入ポートへ取り付ける。250と言えども排気圧は強い。候補4.は間違いなく詰め物が飛んで行ってしまうことでしょう。 |
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仕上がりはこんな感じ。ボルト類は付いてた奴らを再利用した。リサイクルで現代社会に貢献してます。(自爆) 次は00モデルからわざと薄めに振ってある、キャブレターのメインジェットを交換しよう。#135→#138 |
撤去後の感想 |
加速が鋭くなった.。 |
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