簡単なシム調整 |
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Z系のエンジンはご存知の通り、ロッカーアームがありません。カム山が直接バルブを押して開閉させる”直押しタイプ”と呼ばれる方式を採用してい る、という訳でバルブとカムの隙間は一般的なタペット調整ではなくシム幅でクリアランスを確保する。計測してからカムシャフト外して調整すればいっぺんに出来んだけど、 この方法だとバルタイ取り直したりとシム交換の行程がかなり厄介になってしまう。カムホルダを止めているネジ山も弱くなってきてるので、トルク掛けて何回もボルトを締めたりしてるとネジ山が逝ってしま う。 こんなこと繰り返していると、 もう、死む。(さみー)
ヘッドガスケット・プラグ・シム(一個550円)後でもよい・ピンセット(丈夫なヤツ)・0.01から3.50位のシックネスゲー ジを用意してまずはクリアランスをはかることからはじめる。
カム山の状況をよく把握しながら、バルブを押し下げてホルダを取り付け、カジリ、偏摩耗やキズ、焼き付きなどカムの状態を確認
する。
Z1000D2,D3(Z1R2),A3,A4(MK2),Z750D2,D3(FX)といった、 何らかの理由で表示が消えてしまっているシムをどうしても再使用したい場合は、マイクロメータでその厚みを計測 する。ノギスはダメ。コイツは0.05単位でしか測れませんので。シム厚の供給単位は0.05ずつなんだけど、ノギスだと摩耗分は測れません。 シムの厚みを計測するときはマイクロメーターを使っている。
真ん中のは表示が半分薄くなってます
結構摩耗をしているシムを測ると、このシムは?.50もしくは?.00であろうって推測しかできなくな
ってしまう。 |
更新日:2003/08/19 2003/08/22 2003/09/05 |
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