Garage JUNK BOX  
Kawasaki Z1000 1979,1980 Model
KEIHIN CR special Report


Swap CR Setting parts 
 CRセッティングパーツ交換


メイン・パイロットジェットの交換

ガソリンタンクは特に取り外す必要はないが、コック(フューエルタップ)は必ずOFFに。
そして、フロートチャンバ下のドレンボルトを緩めてガソリンを抜く。オーバーフローしたときはドライバーの柄などでここら辺をコンコン叩くと直る時がある。

チャンバ内に溜まっていたガソリンは実走行5千キロ弱なのにかなりキタナイ。当然ながらフューエルストレーナーは機能してるんだけど・・・。

撮影できなかったが、フロートチャンバーカバーは小さ目のラチェットハンドルにビットを付けて(3箇所)外すことができ る。(画像左上)

外れたチャンバーカバーの中にも汚れた残留ガソリンが溜まってい る。燃料タンクも1年前に大掃除やっているのでそんなに汚れてないはずだけど細かいゴミが入っている。左側金色の部品はスタータージェット。 チョークレバーを引くとここからガソリンを吸い込 む。その上はスターター(チョーク)ブリーダーパイプの入る穴。

抜いたガソリンはタンクに戻さないで勿体無いけど捨てるか洗い油 に。

油面の調整は画像右はじのフロートバルブを押すリップを曲げて行 う。オーバーフローの多くの原因はこのフロートバルブとボディの接触面がゴミや腐食で荒れて隙間ができるからと言われている。油面調整は今後必要になったらここでも紹介する予定 。

左端から
スターター(チョーク)ブリーダーパイプ
スロージェット
メインジェット・ブリーダーパイプ
フロートバルブ
最後に黒いのがフロート。

メインジェットは一番交換しやすい位置にあり、まだ試したことは無いけどドレンボルト外しただけの状態でも交換できそう。これを緩めて取り替え る。締め過ぎると簡単にねじ切れますので注意してください。
メインジェットはただいま#115(CR29)が付いている。以前の#112よりいい様ですが、ホントの所はシャシダイナモ掛けて見るまでわかりません。

今回の主役、スロージェット。これは#62。以前は#60。どっかで番数の違いはエアスクリューだと3回転半で2番数違うと教わりましたが、実際は1回転位しか変わ らなかった。
従って、エアスクリューの緩め側上限が、3回転半と言われているので#65や#68でも良かったみたい。

外側が終わったらチャンバーカバーを戻さずに内側に取り掛かったほうがやりやすい 。
今回使った工具と予備のジェット類

ジェットニードルの交換

こちらは燃料タンクを外さないと交換できない。外したらCR上部のフタを取るとニードルクリップを止めているレバーが見える。

針の頭が見えるのが判りますか?

ジェットニードルのクリップ取り付け段数はH・Y・YYとも5段階と7段階の物が存在するみたい。

レバーをずらすとジェットニードルがクリップごと外れ る。クリップは小さな部品ですのでなくさないように。そこらで売ってる似たようなクリップでは使えない。画像にはないけど、クリップの取り方は硬く平たい物にクリップの切り欠きを下にして針全体を押し付けるようにして外すと楽に取れる。


スタータージェットの交換

フロートチャンバーのカバーについているのがスタータージェット。マイナスドライバで普通に取れる。チョークを使うときのガソリン量を計量するのがお役目。

メインジェットと似てるが、大きさ、形とも微妙に違う。
番数は40・50・60の3種類だけなので、これでセッティングを出すって訳には行きません。


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