1 | キャブレターの選定 |
ケイヒンCRスペシャル:京浜気化器伝統の強制開閉式、スムーズボアロングセラーキャブレター、発売から20年以上経過する現在でも多くの愛用者がいる。スモールボディとビックボディが存在し、エンジンの形態にあわせてのチョイスが可能。内径28パイから33パイまでがスモールボディ、35パイから45パイまではビックボディとなる。珍しいところではCB400four用の26パイサイドスロットルタイプ。CR(既に製造中止)はチョークなし、CRスペシャルはチョークつきモデルとなっている。このチョーク 、キチンとセッティング出るまでは濃すぎてノーマルキャブのように気軽には使えなかった。※
※2007年現在、気温が低下する時期はガンガン使っています。 |
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2 | ボディ選定 |
基本的にはノーマルエンジンにはノーマルサイズに近い29パイがベスト、だと思う。多少のボアアップ・ハイカム搭載予定のある場合、セッティングで相当な苦労を余儀なくされることを覚悟すれば、考慮して大きなサイズにしておいても良いが、小型ボディ(33パイまで)が限界だそうで、大型ボディを選択する場合はまずエンジンチューニングのプランを立ててそれから選択するのが賢明でしょう。 大きさは29パイも33パイも余り変わらない。(おんなじ小型ボディだもんね。)大型ボディになるとハイスロも必要になるらしい。 29パイの場合はノーマルインシュレーターがそのまま使えるが、それ以外はインシュレーターも注文すること。ここで注意しなきゃならないのは社外のインシュレーターには2次空気取り出しパイプが付いてない製品を買ってしまう事だ。これが無いと正確(バキュームゲージ使用)な同調が取れない。取る方法が他にあるかもしれないけど
オレは知らない。
リモートアイドリングアジャスタなるオプションパーツがPMCより3500円で出ている。アイドリング調整が容易に出来て使い勝手が良い。(1年半で見事壊れた) 最後にブローバイガスの処理方式を決める。
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3 | 購入先決定 |
新品を買う場合はさほど苦労はない。値段は別としてどこのバイク屋・二輪用品店でも注文すれば手に入る。バイク屋で注文して取り付けも一緒ならこのページは特に必要ないだろう。有名バイク部品・用品店店長の話では製造元の京浜キャブレターで、ある程度車種にあわせてセッティングはしてあるそうだ。それと新品を買ってもマニュアル・パーツリストのたぐいは付いてこない。FCRのセッティングマニュアルはケイヒンから発行されているようだが、CRは何にも無い模様。そうすると、ビト−R&Dは”CR虎の巻”なるセッティングガイド(注)が付いて来るそうなので、ここがお勧めかも。 スピゴット付属も確認しよう。当ガレージのCRにはPMCのが付いて来たが、後から買うと1万円ぐらい余計に出費する羽目になる。 中古の場合は、スロットルバルブに傷の入っている物は避けること。出所不明なものはOH前提であることは間違いなし。 キャブレターは消耗部品であることを忘れずに。 注:2003/05 ビトーCRセッティングガイドを入手済み |
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4 | 取付準備 | 工具類
各種測定機器
CR簡易同調の取り方 (新品購入の場合は必要ないそうです。)新品でもチェックしなきゃダメだそうです。(2004年5月訂正)
アクセルワイヤーのチェック:錆びていたり、バラけたりしている時は交換してしまおう。 |
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5 | 取付 |
基本的にはノーマルキャブと同じ。 スロットルワイヤーの取り付け部分が違うのと、エアクリの復元がいらない。 インシュレーターに液体パッキンを塗布する際はごく少量にする。多いとセル回したときにハミでた分がシリンダへ吸い込まれる。 キャブがインシュレータへ入リにくい時はCRCなどを多めに吹きかけた後、1番気筒を入れてから4番気筒を入れる様な感じで作業する。プラハンなどの使用は厳禁。 ブローバイガスの処理も忘れずに。 |
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6 | 各部個別調整 |
ベストに近いセッティングを出すための最低条件として以下の事項がクリアしていることが前提
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7 | セッティング |
単調な作業、走って、様子見て、調整して、また走っての繰り返し。 |
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8 | 再セッティング |
基本では春・夏・秋・冬の変わり目ごとにベストセッティングを出すらしいのだが、乗らない月もあるから・・・・。忙しいときにムリしてセッティングのためだけにバイクに乗るなんて嫌 だ〜。 当ガレージのやり方はまずはプラグで対処する。それからキャブの再セッティングをしている。この時に以前のメモが役に立つ。このやり方で良いのか悪いのかはオレにはわかりませんけど。 |