KL250G SUPER SHERPA スーパーシェルパ EGR(排気ガス再循環装置)撤去
当ガレージのシェルパは2001年排ガス規制モデルなのでエンジンやマフラーに対策が施されている。性能的に変わっていなければこのままでもいいのだが、規制前と後の仕様では若干のパワーダウンがある様なので規制前の仕様を調べてそれに準じた処置を行った。
実際の作業はエンジン周りにあるパイプを取り外して開いてしまった穴を埋め、キャブレーターの内部を排ガス規制前のセッティングへ変更する。ここで最初にお断りしておくと、上に書いた作業を完遂しないと最悪エンジンがぶっ壊れます。 なので、最後までやり遂げられる自信のない方はやらないほうがいいです。成果として燃費は満タン法にてログから測ったところ、市街地24km/Lから28km/lへツーリング27km/lから33Km/Lへあがる。フィーリングは1-3速の加速感に勢いが感じられた。
(2006/09/02)
追加記録
濃すぎるようなので スーパートラップ(ディスク11枚)へ変更したが、爆音は続く。
(2006/09/15追加)
メインジェットを規制前の仕様に変更
市街地は何の問題もないが山間部でフルスロットル時に失速する現象が起きる。
やはりメインジェットも変更しないとダメなようで123から118へ変えたら解消。
(2006/09/25 追加)
やはりうるさいのでノーマルマフラー(規制品)へ戻すと燃費が1kmほど低下。
(2006/12/05 追加)
サービスデータ(参考)
92063-1101
メインジェット
1
\504
三国丸大
92064-1390
ジェットパイロット
1
\620
16017-1390
ジェット、ニードル
1
\1,628
16009-1954
ニードル、ジェット
1
\1,239
14026-1248
カバー、チェーン
1
\1,869
14073-1709
ダクト、エア、アウトレット
1
\1,019
データの対応車種はKL250G/H9です。他のシェルパの場合はサービスマニュアルなどでよく確認してください。
部品番号等、 間違っていないと思いますが、最終確認はご自分でしてください。
実際の作業
エンジン
エンジン上部の循環パイプを撤去
EGR(排気ガス循環装置)の撤去と処置
バキュームパイプの撤去
撤去した関連パーツ類
循環パイプを撤去後の穴は、アルミ板からメクラ蓋を作成し取り付けた。
キャブレター
交換する部品はニードルジェット、ジェットニードル、パイロットジェット、メインジェットの4種類。
新旧パーツののアップ画像。
パイロットジェットはここに付いてます。
そして本体下部のパイロットスクリュを規制前に戻す。
変更箇所その他
ここに注文した、穴の開いてない規制前のエアダクトを取り付ける。画像右
画像左、EGR作動用負圧ホース撤去後のマニホールド部分の閉塞に使ったのはM6キャップボルトとシーリングテープ。
サクションバルブの撤去後、アイドルスクリューがぶらぶらするので、スプロケカバーを規制前の物に変更。
マフラー
スーパートラップの通常エンドキャップを後方排気のアクシャルフローへ変更したものを使用。
全開での伸びを煮詰めていったら、ディスクはなんと9枚にもなってしまった。(メイン#123)
とにかく音がうるさくて困る。
2006/09/10
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