200系ハイエースバン購入で考慮した事項


使用燃料

高価な買い物のクルマは出来れば長く乗りたいものです。ガソリン車にするか、ディーゼル車にするかは規制対象地域だとガソリン車を選択しておけば安心です。しかし、ディーゼルに乗りたい 場合は・・・。 以前の100系ハイエースのディーゼル(5L)エンジンでは規制対象地域での登録が出来なくなってしまいましたが、200系の2KDエンジンは首都圏でも登録が出来る車種 です。平成17年排出ガス基準(新長期規制)によると現行ハイエースのディーゼル車は平成19年までは生産が可能と思われるので問題は「いつまで乗れるか?」なのです。そして以下の理由からディーゼルエンジン導入に踏み切ることにしました。


ディーゼル規制

自動車NOx・PM法
環境省が定める対策地域に指定された地域で、トラック、バス等(ディーゼル車、ガソリン車、LPG車)及びディーゼル乗用車に関して排出基準を定め、これに適合しない車を 一定の期間が過ぎると継続検査(車検)が受けられなくなるように規制する法律。この規制は新車と現在使用している車についても適用される。

平成15年規制(新短期規制)
平成14・15・16年にかけてディーゼル車の排出ガス排出基準を強化した規制。

平成17年排出ガス基準(新長期規制)
世界でも有数の厳しい規制内容で新車もしくは開発中の新型車に対して実施される規制。規制適用時期は平成17年10月1日より(継続生産車は、平成19年9月1日←ハイエース)

首都圏ディーゼル車規制条例
東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県が定める規制でPM(粒子状物質)の排出量を低減するために、規制に対応していないディーゼル貨物車の走行・乗り入れを禁止する条例。 罰則は科料


駆動方式

いわゆる4WDか2WD、4駆か2駆のどちらかにするかです。 四駆が必要になるほどのオフロード走行はやりませんし、キャンプも今までの2WDハイエースで不都合を感じたことはありません。そうなるとスキーの時位しか4WDである必要性はなくなります。 スキー場へは2WDスタッドレスでいつも問題なく行くことができる上にスキーへ行くのは年一回か2回。ディーゼル4WDと2WD価格差はオプションのLSDを入れて約35万円。尚、スタッドレスタイヤ(スノータイヤ)は4WDでも必要になります。


ハイエース4WD、2WDの比較

200系ハイエース4WDは、四駆と言ってもオフロード向けではなくてオンロード向けの4WDです。なので相違点は車高(4WDの方が低い)・駆動方式とLSDの追加だけのようです。その他の諸元は2WDも4WDも全く同じです。


貨物車区分

小型貨物か普通貨物の選択です。200系ハイエースはナローボディとワイドボディがあります。4ナンバーは年関経費がいちばん掛かりません。ワイド枠の1ナンバー枠を選ぶならスーパーロングですが、長さ5.3mは駐車場の問題で車庫証明が取れません。


 ナンバー区分の違いによる年間諸費用の比較。(ディーゼルエンジン搭載車)

グレード 車種区分 番号類別 自動車税 重量税 自賠責保険 合計
スーパーGL 小型貨物 4ナンバー 16,000 18,900
15,120
50.020
スーパーロング 普通貨物 1ナンバー 16.000 25,200
31,650
72.850
グランドキャビン(参考) 普通乗用 3ナンバー 51,000 31,500
17,480
99.980


※自動車税は各都道府県で若干の違いがあります。


寒冷地仕様・メーカーオプション

ディーゼルエンジン搭載車の寒冷地仕様で判明している追加・変更装備

  • バッテリー並列2個・・・・・・・・追加バッテリー1個

  • ホットガスヒーター・・・・・・・・・車載ヒーターが稼動するまでの補助ヒーター

  • ドアモール・・・・・・・・・・・・・・・重厚なモールに変更

  • 重厚断熱材・・・・・・・・・・・・・・カーペットの裏地などへ追加

  • 氷結防止トリム・・・・・・・・・・・雪、雨などの氷結を防止するトリムの追加
     

メーカーオプション

  • リアフォグランプ(寒冷地仕様と同時注文)
  • アクセサリーコンセント(AC100V電源)
  • バックソナー(誤作動が多い)
  • LSD(4WDのみ)
     

2006/01/15


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